家具クリエイター岡本恭子のプロフィール

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家具クリエイター岡本恭子のプロフィール

  • 大阪府大阪市出身・鳥取県岩美郡在住
  • 工業高等学校 建築科卒
  • 宅地建物取引主任者資格取得
  • 脱サラ後、高等技術専門校 木工科卒
  • 気分転換はマラソンや海、家庭菜園、姪っ子甥っ子への家具作りなど。
  • ワーゲンバスのミニカー集め(ブログ写真にちらほら出現します)

私は8歳の時に憧れたカッコイイ家具職人になりたくて夢を追って脱サラをし技術のみを身につけました。しかし間違いに気づきました。8歳の時の夢を仕事にしたのに、現実はストレスだらけの日々でした。私は家具作りの技術を身につけるという仕事だけにとらわれて間違えた考え方をしていたのです。

家具職人

8歳の頃に『家にある家具はお父さんとお母さんが結婚する時にお父さん(家具職人)が作ったの』という友達の言葉に衝撃を受け、私も家具職人になって自分の婚礼家具を作りたいと憧れました。この日が、私が今の仕事をする最初のきっかけです。

バブル期で近隣に建売住宅が沢山建設され、週末の新聞折込チラシを見て一人で住宅見学にいったり自分の理想の住まいをノートに書き綴る妄想を楽しむ趣味を持つ小学生時代

家具職人という仕事は男性がするものだと思い込んでいたので、家具職人になるのは夢のまた夢と思っていたので家具職人になるという選択肢は全く消えていました。高校の進路を決める際に、私は住宅設計が妄想の趣味だったし小学校の卒業アルバムの将来の夢にも『設計士』と書くほど好きだと思い工業高校の建築科に進学しました。

私は父がいなかったので女性でも自活して働くことしか選択肢になく大学に行くなんて時間がもったいない!と考えていて、住宅に関わる仕事をしようと高校卒業後に不動産屋に勤め賃貸の仲介から始まり住宅販売までを経験する上で、まだ19~20歳で若かったことから、お客様の大きなお買い物を私に託していただける信頼を得るためにも宅地建物取引主任者の資格を取得しました。

資格をとるほど真剣に仕事をしていたのですが、大阪の建売住宅に自分自身が魅力を感じず(大阪では当たり前のことでも私は広い家が好きなので…)自分が良いと思っていない家を販売している自分が嫌になっていた頃に、建売住宅を購入したお客様に『ここに棚があったらいいんだけど、、、』などの意見を聞くにつれ、そちらの要望に応えたい気持ちが出てきました。

さらに当時仕事に対して、理想的な姿ではない自分に対し精神的にも腐りかけて疲れ果てていたので惰性的な日々でした。私の父は仕事をしすぎて精神的に疲れ果て病気になり、早くに他界していました。私は父のようになってはいけない!仕事を楽しんで好きなことをしてストレスのない日々にしたい。と子供の頃から思っていたのに同じ人生を歩んでいることに気が付き、やっぱりやりたいことをやろう!自分が良いと思うことで人に喜んで貰える仕事をしよう!と思いなおしたことが2回目のきっかけです。

そう思ったらもう止められず、周りにバカだとか無理とか反対されながらも8歳の頃に夢見た家具職人への道を目指し、その後、女性は無理!の壁を破り念願の家具職人になりました

詳しすぎるプロフィールは家具職人への道に記載(読み始めると長いので注意)

都会の喧騒から離れ田舎移住をしています。理想のライフスタイルを手にした!私は自分で自分の疲弊した過去から変わることが出来て自分の生き方が好きになりました。ですが理想と現実は甘くなく、家具職人という仕事についてもストレスに襲われるようになりました。

家具製作に関する理想と現実との葛藤の日々

大阪で別注家具製作の木工所にて個人宅・店舗・病院・学校などの公共施設の収納家具やキッチン・洗面台などを主に製作する経験を積みました。(図面を渡されて1から自分で考えて仕上げるという見習い当時から厳しくもありがたき経験です。)

その後、自分のライフスタイルは都会より、田舎で暮らすことだと住宅販売をしている時から思っていたので、鳥取移住をして通信販売やホームセンターなどに卸をしている量産木工所の別注家具部門で鳥取県内・島根・広島など中国地方の別注家具をメインに別注家具製作の経験を重ねました。(病院や学校、保育園、美容室、カフェ、ホテル、介護施設、個人宅、歯医者さん、マンションの造作家具など製作して、現場に一人で出向いて取り付け納品することもあり、作家というよりは職人です。)

この間に量産家具と別注家具、どちらの利点も知り自分の視野が広がるという経験が家具を作る技術を身につける財産になったのですが、現実問題のストレスを感じていくことに。

当時は下請け工場でした。重要視されるのは『値段と納期』その後に『技術』です。予算がない、納期がない、そういった仕事が多く、その単価では材料に限りがあり良い物が出来ない、その時間ではじっくりこだわって作れない、そういった問題が出てきましたが、取引先は断固『値段と納期』を重要視し『良い物を納品する』ということは二の次だったのです。

当然、作る方は限られた中で努力をしそれ以上のことをしてきました。クレームが来たらやり直しになるので最初から無理してギリギリで作っていました。睡眠時間を削り、無償労働することでなんとか予算を合わせる日々、使用するお客様のことは全く見えず、真ん中にいる業者に文句を言われないことだけをしていましたのでドタバタと納品をし、その頃の仕事の記憶が抜け落ちているほどです。

当然写真に納める心のゆとりもなくとにかく早く納めて早く現場を退散して次の現場へ、という繰り返しでいつの間にか家具作りも惰性的になってきました。とにかく予算を意識しつついわれた材料で必要納期に納めることを守るだけの日々でした。(ですので過去の製作事例の写真が少なくて申し訳ありません)

それに加え通販の卸部門でも単価と納期に追われる上に理不尽な返品や発注依頼を出し生産できても買い取らない、だけど在庫は作っておけ、返品は赤伝票、日本製でも中国製と同じ値段にならないのかなどといった作り手の労働や思いを無視することが低価格市場が続いた時代にドンドンひどくなり下請けという弱みを痛感したのです。

その時の私は実際に使用するお客様のことは全く見えていませんでした。職人の私に足りないのはお客様の意見を聞いて直接販売する力でした。

現実を乗り越え理想の仕事をしようと決意

下請けから脱却し木工所の商品を直売しようとアナログ職人でいたかった自分の気持ちに蓋をして2006年から日中は家具生活、夜から朝方までネット販売の作業を始めました。そうすると、理不尽な返品もないし、卸値ではなく定価で販売できる、作りたいものが作れるといった良い流れになりオリジナル商品の開発から販売などの経験を得てネットも出来る職人になりました。

この時に学んだこと、良い流れになったことは、お客様に直接届けるということは定価で販売できるから利益が取れるということだけではなく、お客様の収納の悩みを解決して、欲しいものを形にして、直接声を聞く、ということで仕事に対し責任感が持てるし喜びの声を聞いてやりがいを感じることでした。

真ん中に業者が入るだけでなぜあんなに返品やクレームが出るのだろう?と不思議でしたが、結局家具のことを知らない人が利益のために売っているのでそれなりの商品でもよく見せるといった過剰な見せ方がお客様の誤解を生じたり、安売りアピールで衝動買いのような状況に煽ったりするので後日冷静になって気が変わった、家族に反対されたなどの理由が出てくるからではないかと考えました。

私は煽りもせず、家具のことに関してもお客様が納得するまで何度もメールをやり取りし、決して売り急ぐことはしませんでした。

結果これがお金だけに縛られず、心底良い仕事ができクレームや返品にならず、お客様も満足していただけて私も喜びを感じるのだと。自分に足りなかったことを人のせいにして諦めるのではなく自力で補えてきました。

家具を作る技術が身についてその仕事を黙々と『値段と納期』に縛られて取引先の顔色をうかがって仕事をするだけの家具職人は私の理想ではない、私はお客様の声を聞いて要望に応えて、家具というハコを通じてお客様のその後の生活が快適で心豊かになることまでが私の仕事であり、『無いものを形にする』『思いを形にする』オーダー家具を通じて世の中に価値を生み出すのだと体感し、この理想の仕事をもっと極めようと決意しました。

現在独立をしていますが、当然、鳥取県岩美町という田舎で暮らす人脈も知名度もない女職人が最初からうまくいったわけでもなく…食べ物を買うお金も無かった日々も経験し、世の中の多くの人が好む低価格合戦・とりあえず薄利多売といった消費現象にジレンマを感じながら試行錯誤を繰り返し

ようやく、地方からでも全国に向けてQtcraftとして活動する事ができるようになりました。信頼できる仕事のパートナーも増えてきましたので下請け扱いではなく同士として良い仕事をしています。これまでの詳しすぎる経緯に関しては家具職人のお仕事ブログに2013年10月から記載(読み始めると過去の記事がたくさんあり読破するのに時間を要するので注意です)

私がなぜ家具クリエイターという仕事をしているか

なぜ私が今、この仕事を続けているかというと、8歳からの夢だったからですがそれはきっかけであり、私は既成品では見つからない、自分の理想のサイズのものが欲しい、家族のためにオーダーで収納を作って欲しいといった要望に応えることにより、人の悩みを解決し、それを喜べることに仕事の意味があると独立してから気づきました。これは、家具作りでなくても同じ感情なのでは?と思います。

10代の頃、大人に見捨てられたと思いこんで不貞腐れて暮らしていました。生きる意味や存在価値がわからない時期があり人に心を閉ざした時期もありました。ですが住宅販売の時に『ここにこんな棚があれば…』に作ってくれる職人さんを通じてではありますが悩みや要望に応えることに喜びを感じ、孤独感から救われました。

23歳から自分が作れるようになる家具職人を目指し、途中で仕事に流され周りが見えなくなった時もありましたが、社会や取引先のせいにせず、自分で変わっていき軌道修正をし、今、家具を通じてお客様の悩みに応え、『ありがとう』といわれることが仕事になるというやりがいの繰り返しが、自分の人生が逸れること無く気持ちを支えているのだと。

その喜びをこれからの若い方にも感じて欲しい、自分の存在価値や仕事のやりがいを感じ、人と人の関わりを持って欲しいと考えています。これは家具でなくても良いのです。ただ、私のもとに来てくれる方は家具をきっかけに人に喜ばれる仕事をして自分のことを好きになってほしい。

家具職人になりたいけどオーダー家具を作る需要が少ないから就職出来ないと諦めている若い人にも私自身も道がなかった頃から築いてきたとことを、仕事を通じて伝えていくことであとに繋がっていくのではと考えています。これはお客様に関係ないかもしれない自分の勝手な思いではありますが未来が明るくなるという希望を持たせて下さい。

自分の好きな家具を作る、技術を自慢するといった自己満足だけではこんなに情熱を持って今の仕事に中毒になれません。お客様に求められることがきちんと仕事になり、未来のある若者の道を作ることができれば…。そんな思いが原動力であり社会で仕事をしている使命だと思っています。

オーダー収納製作Qtcraftとは?

qtcraft(キューティークラフト)は私自身のニックネームと女家具職人ということから自分で名づけました。

Quality(クオリティー・品質)

Taste(テイスト・好みを選ぶ)を

基準にお客様の望む予算と材料を直接お聞きした上で、ご要望に合わせて実現が可能な提案をした上で家具製作します。

お客様が既成品で探しても見つからなかった収納家具、自分だけのオリジナルという家具を製作することを進める理由は、妥協して中途半端にお金をお支払いするよりは気に入ったものを自分で作る(オーダーする)ほうが長く気持ちよくお使いいただけるからです。そのために『あったらいいなを形にするのが好き』な私がご相談に乗りますのでお任せ下さい。

私は冒頭にも書きましたが、カッコイイ家具職人になりたいだけではなく、家具を作るという仕事を通じて、お客様の理想のライフスタイルを提案し、ご要望を形にしてその後、快適な暮らしが出来るお手伝いをすることに、やりがいや仕事の価値、社会の需要があると感じております。ですが良い仕事を継続するために無理な仕事をお引き受けすることが出来ませんことはご了承下さい。前述したように無理な仕事をしているとお客様のことが見えなくなり雑になるからです。

詳しいコンセプトなどはQtcraftのコンセプト~会社概要・初めて訪問された方~に記載しておりますのでご覧下さい。

そしてこんなに長文を最後まで読んでくださりありがとうございます。オーダー収納家具を検討されている方はここまで読んでくださったこともご縁だと感じますので一度ご相談下さい。まずは『こんなの作れる?』ということからはじめていただければと思います。

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